ユニフォームリサイクル
プロジェクトby PANECO®
SDGs・企業価値

SDGsの結果が見えるユニフォームの処分方法|廃棄からリサイクルへ

ユニフォーム・制服・作業服の処分を、廃棄からリサイクルへ。東横イン・ソニーストアの事例と動画から、社員やお客様に企業の姿勢を伝える活用方法を紹介。回収前の確認事項と製品製作の費用を解説し、SDGsの成果を見えるカタチにする取り組みへつなげます。

リガクの使用済み制服をリサイクルしたPANECO®素材の青い壁掛け時計
目次を開く

役目を終えたユニフォームの処分を、次の使い道を考える機会に。制服のモデルチェンジや作業服の更新では、まだ着られるものを再使用し、衣類として役目を終えたものはリサイクルを検討できます。

社員が着ていた制服を、店舗の時計やお客様への記念品、オフィスの家具へ。何から生まれた製品なのかを伝えることで、環境への取り組みを、社員やお客様が目にし、使えるカタチにできます。

ユニフォーム・制服・作業服の処分を、企業の価値につながる取り組みへ。この記事では、廃棄からリサイクルへ切り替える考え方、企業での活用事例、回収前に確認したいことを紹介します。

ユニフォームを廃棄する前に、リサイクルという選択を

ユニフォームの処分を考えたら、まずは「まだ着られるか」「素材として活用できるか」を確認します。まだ使える制服は再使用し、衣類として役目を終えたものはリサイクルを検討する。廃棄を決める前に、次の使い道を探すことが出発点です。

状態と目的に応じて選ぶ、3つの方法
方法 検討する場面 確認すること
再使用 まだ着用できる制服 社内での再配布、サイズ・状態、ロゴやネームの扱い
再資源化 衣類としての利用を終えたもの 素材・汚れ・受入条件、回収後の用途
適正な廃棄 再使用・再資源化が難しいもの 排出状況に応じた区分、処理先、必要な手続き

回収は、使用済み衣類を集めて次の工程へ渡すことです。回収されたという事実だけでは、再使用・再資源化されたことまでは分かりません。依頼先には、受入条件だけでなく、回収後の行き先と処理・活用方法も確認しましょう。

SDGsの結果を、企業の姿勢が伝わるカタチに

企業の環境への姿勢は、方針だけでなく、実際の行動と結果を通じて伝わります。回収した制服が何に変わり、どこで使われているかを示すことは、SDGsへの取り組みを具体的に伝える一つの方法です。

PANECO®のユニフォームリサイクルプロジェクトでは、使用済み制服を板状素材へ再資源化し、プロダクト・家具・床材へ活用する方法を提案しています。完成品を自社の施設や店舗で使うことで、資源循環の取り組みを日常の中で伝えられます。[3]

社員に伝える|自分たちの制服が、職場で使うものになる

社員が使っていた制服を、休憩スペースのテーブルや社内で使う時計へ。完成品と回収の経緯を紹介することで、環境活動を自分たちの仕事や日常と結び付けて伝えられます。社内報や拠点での展示にも活用できます。

お客様に伝える|ブランドに関わる製品として届ける

店舗で使う什器や、お客様が日常で使う記念品は、取り組みを伝える接点になります。自社の制服から生まれたこと、なぜその製品につくり替えたのかを添えると、企業ならではのストーリーを伝えられます。

社外に伝える|宣言と実行を、具体的な事実でつなぐ

回収した制服、再資源化した素材、完成品、実際の使用風景を記録します。自社サイトや営業資料、サステナビリティ報告で、実施内容を具体的に説明する材料になります。

ユニフォームをリサイクルしたボードと時計を紹介し、企業の資源循環の取り組みを伝えるイラスト
製品の由来と使い道を伝え、資源循環の成果を見えるカタチに。(イメージ)

役目を終えた制服が、企業の姿勢を伝える製品に

大きな空間づくりだけが活用方法ではありません。時計やスタンドなど、日常で使う製品にも制服の新しい役割をつくれます。

東横イン フロントの旧制服をホテルの時計へ

東横インの旧フロント制服と、その繊維をリサイクルしたPANECO®素材の壁掛け時計
東横イン フロントの旧制服 → ホテルで使う時計

東横インでは、旧制服を活用したPANECO®の時計を、ホテルのロビーやフロントなどに設置する取り組みを発表しています。社員が着ていた制服を、お客様も目にする製品として生かした事例です。[2]

ホテルで働く人の制服を、お客様を迎える時計へ。完成品の由来を紹介することで、日常の接点から資源循環の取り組みを伝えられます。

SONY/ソニーストア 旧制服をスタンドへ

ソニーストアの旧制服をアップサイクルしたヘッドホンスタンドとゲームコントローラースタンドの製品イメージ
ソニーストア 旧制服 → スタンド(製品イメージ。実際の形状・色とは異なります)

ソニーストアは、旧制服をPANECO®の技術でヘッドホンスタンド・ゲームコントローラースタンドへアップサイクルする企画を発表しました。自社の商品やお客様の利用場面に合った記念品へ展開する取り組みです。[1]

自社の商品やサービスとつながる製品へ展開することは、環境への姿勢をブランドの体験とともに伝える方法の一つです。

実例を見る↗

動画で見る、使用済み制服が製品になるまで

衣類がどのような素材になり、何に使えるのか。約60秒のイラスト動画で、ユニフォームの再資源化とアップサイクルの流れをご覧いただけます。

MOVIE — 約60秒で見る資源循環

ユニフォームが、新しい製品になるまで

使用済みユニフォーム → ボード素材 → プロダクト・家具・床材

使用済みユニフォームを素材へ、そして時計や家具などの製品へ。PANECO®のユニフォームリサイクルプロジェクトをイラストで紹介します。

ユニフォームリサイクルプロジェクトを見る ↗

制服・作業服の回収前に確認したいこと

分かる範囲で整理すれば十分です。数量や製品が決まっていなくても、検討段階から相談できます。貸与品やレンタル品は、所有者と返却条件を先に確認してください。

1.社内回収の対象と期間を決める

対象の拠点・部署、制服の種類、回収期間、保管場所を決めます。返却された制服と未使用在庫を分けて把握すると、再使用できるものと再資源化を検討するものを整理しやすくなります。

2.素材・数量・汚れを確認する

品質表示の写真、概算の着数や重量、汚れや付属品の有無を整理します。作業服は油や薬品などの付着状況も共有してください。素材が分からないものや汚れのあるものを、受入確認なしでまとめて発送しないことが大切です。

3.社名・ロゴ・ネームの扱いを確認する

ロゴ入りユニフォームや名札付きの制服は、社外への流出やなりすましが気になるものです。回収から加工までの管理、ネームや付属品の扱い、記録を残せる範囲を確認します。裁断・粉砕が必要な場合も、加工後の状態で受け入れられるかを先に相談しましょう。

4.回収後の使い道を考える

「店舗で使う時計」「社員に配る記念品」「休憩スペースの家具」など、使う人と場所を思い浮かべます。具体的な製品が決まっていなくても、活用したい場面があると相談を進めやすくなります。

ユニフォームの廃棄費用と、再資源化・製品製作費の違い

再資源化・製品製作費は、不要な制服を処理するだけの費用ではありません。自社で使う製品へとつくり替える費用を含みます。廃棄の予算だけでなく、記念品や備品などの製作目的も含めて、必要な内容を検討します。

ユニフォームの廃棄は不要なものの処理が目的です。一方、再資源化とアップサイクルは、素材や製品として再び活用するところまでを含みます。見積りでは、回収・運搬、加工、デザイン、製作のどこまでが含まれるかをそろえて比較しましょう。

PANECO®では、数量60~100kg・再資源化と製品製作の費用50万円(税別)から相談可能です。素材・数量・製作内容に応じた個別見積りで、無料回収や回収のみのサービスではありません。[4]

再使用・再資源化が難しく廃棄を選ぶ場合は、事業所所在地の自治体や適切な処理先へ、素材・排出状況に応じた扱いを確認してください。家庭向けの衣類回収に事業所の制服を出せるとは限りません。

成果を伝えるときのポイント

社内報告に残したい、3つの結果

  1. 回収の記録対象拠点・期間・衣類の種類・実測重量
  2. 再資源化の記録実施した工程・対象量・確認できた範囲
  3. 活用の記録完成品の種類・数量・設置先・使用写真

実績として確認した内容を記録します。証明書などの発行可否は、依頼先への確認が必要です。

回収重量と完成品の重量は、同じとは限りません。加工時の残りや他の材料の使用も含め、確認できた範囲で記録します。CO₂削減量や環境負荷の低減を示す場合は、比較条件と算定根拠を別途用意し、製品になったことだけで削減効果を断定しません。

ユニフォーム・制服・作業服の処分でよくある質問

ユニフォームを回収してもらえば、SDGsの成果になりますか?

回収は出発点です。回収後の再使用・再資源化の実施内容と、その結果を確認して伝えることが大切です。回収しただけで「すべてリサイクルした」と表現しないようにします。

ロゴ入りの制服もリサイクルできますか?

ロゴがあることだけで可否は決まりません。素材、加工、付属品、汚れなどの状態と、社内の管理条件を共有して確認します。

汚れた作業服や、混紡の制服も対象ですか?

素材や汚れの種類・程度に応じた個別確認が必要です。品質表示と全体の写真を用意し、作業服に油・薬品などが付着している場合は必ず伝えてください。

つくるものが決まっていなくても相談できますか?

PANECO®では、活用方法や数量が未定の段階から相談できます。制服更新の時期、概算数量、使いたい場所など、分かる範囲から検討を始められます。

制服の処分を、企業の価値を伝える機会へ

廃棄するはずだったユニフォームが、社員の使う家具や、お客様を迎える時計に変わる。その製品の背景まで伝えることで、自社の環境への姿勢を共有する接点が生まれます。処分を決める前に、自社の制服で何ができるかを確かめてみませんか。

出典・関連情報

[1] ソニー公式|ソニーストア旧制服を活用したMy Sony会員向けプレゼント企画(応募受付終了) ↗[2] 東横イン公式発表|旧制服をアップサイクルした時計を各店設置(2023年12月5日) ↗[3] PANECO® ユニフォームリサイクルプロジェクト ↗[4] 再資源化・製品製作の相談条件 ↗

処分方法の比較と社内チェックリストを見る →

株式会社ワークスタジオ|PANECO®

ユニフォームリサイクルプロジェクトの運営会社。使用済みユニフォームの再資源化から、自社での再活用までをご提案します。

運営会社について ↗
← コラム一覧へ戻る